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zoom RSS 研究に関する決意表明(?)

<<   作成日時 : 2005/12/12 22:55   >>

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 先日の日記で海外の同分野の研究者に私の論文の英文サマリーを送った話をしたが、
二人から返事が返ってきた。感謝。

ひとりめ:「君は**〔論文の主人公〕に関するよい、重要なストーリーを与えていると思う。**や**〔いずれもソ連科学史の中堅どころの重要な研究者〕の本が君の説を補強していることだろう」
ふたりめ:「君の論文を読まないことには何ともいえないのだが、君のアイデアは十分にオリジナルなものだがこれが実際のところに合致しているか、言いにくいと思う」

 うっ厳しい突込みが・・ただ確かに、後者の人の手紙を読んでみると、私の意図に関する誤解が若干あるようでもある。まだ説明が足りていなかった。(私の英語が下手で通じていないだけという可能性もあるが)この人には今後も引き続きさらに詳しい説明を行いたい。
 ソ連科学史の専門家に対してすらも自分の研究をうまく説明するのは難しいわけだが、まして日本人相手にはさらに困難が予想される。というのはこの時代の科学史に関して、ただでさえまだわかっていることは少ない上に日本語で読めるものとしては断片的な情報があるばかり(良質の研究も僅かながらあるにはあるが)、というのが実情だからだ。基本的な知識や問題・研究史も常識的事項とはなっていないため、日本人相手に発表する際にはどこから説明を始めるか、どのように話に引き込むか、が悩みの種になる。今後も当分この点に関しては試行錯誤を繰り返していかねばなるまい

 私が今投稿しようとしている論文に関して言えば、なぜこんな細かい話をちまちまと扱うのか、意図が読めない、といった反応が出てくることも予想される。この疑問はある意味で正当で、それに応えるために何本かの論文を書いて補完していく必要があるかもしれない。何作かを世に問うてそれが全体としてひとつのつながりを持った作品として理解されたときに、多くの人に私の仕事が理解される可能性も出てこよう。

 いずれにせよ、アウトプットをしなければいけない。単純に知識だけで言っても、1930年代ソ連の物理学をめぐる諸状況については日本人の中では多分私が一番よく知っている。これをまとめ、提示し、公共の利益に付さねばならないだろう。仕事に不完全さが残ることが予想される場合でも、批判を受けそうな場合でも、進まねばならないだろう。クサってはいられない。以上はここ数ヶ月の間に理解し始めたことである

 そんなわけで今は今週末のゼミの発表原稿を準備しています(ドイツの動物学者ヘッケルが、1930年代にソ連のイデオローグにどのように見られたか、について)。いかにも資料が不足ではあるが、出来る限りの説明と解釈を加えることにしよう。

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