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zoom RSS 休んでます。

<<   作成日時 : 2006/04/28 13:40   >>

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 火曜日に、研究会で時間をかけた(2時間ほどの)発表をした。原稿やレジュメの作成は間に合ったし、用意したギャグが受けなかったことを除けば、まあうまくいった発表および質疑応答だったと思う。

 これで研究生活はやや区切りがついたことだし、かねてから希望していたとおり、休み期間に突入ということにしている。一足早いゴールデンウィークですな。
 自分の専門の文献は開かない。科学史についてはうだうだ考えない。ゴロゴロする。この調子でもう三日目になる。

 欧米人に比べると日本人は休むのが下手で、年がら年中だらだらと仕事をするのを偉いと思っている節があるが、それは果たしていいのかという説がある。まあ日本でもいろんな職業や立場があるし、地方によっても労働形態は違うだろうし、「欧米に比べると」なんて30年前の言い回しをあまり使いたくはないが、これは結構今でも正鵠を射ているかも知れない。一昨年、モスクワで各国からの留学生が集う寮に滞在していたとき、ヨーロッパからの留学生(ロシア人も含め)の金曜日夜の遊びっぷり、はしゃぎっぷりには舌を巻いたものだ。目をむくような乱痴気騒ぎをする彼らが、ウィークデイにはきわめて禁欲的で、まじめに教室に通ったり、キャリアアップのための体験を積もうとしていたりするのである。
 それに比べてわが身を省みると、勤務時間のない大学院生だからということもあるのだろうが、どうもずっとだらだら自分の専門をやってかえって消耗する非効率な生活を送っているような気がする。
 欧米ではよく知られているようにヴァカンスも長い。ローティーンのころプラハのソヴィエト学校に通った通訳者の米原万里は、6月から9月までの3ヶ月丸ごとの長期休暇に宿題が一切出なかったので驚いた、と語っているが(『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』角川文庫、2004年)、休むときは徹底して休む、というのはロシアでも共通の考え方のようだ。
 指揮者の岩城宏之は若いころ、年がら年中世界中を飛び回るスケジュールを自慢げにベルリンで語ったところ「そんなことをしていてはあなたはダメになる。三ヶ月間のまとまった休暇をとりなさい」とたしなめられたそうだ。(『指揮のおけいこ』文集文庫、2003年)それ以来、岩城さん、三ヶ月とは言わないまでも年に一ヶ月はまとめて休むことにして、実際いい効果を挙げていらっしゃるようだ。

 まあ欧米の事情をまねるというよりは、こうした知恵を利用するにしくはない、と思う。実際自分も、ここ二ヶ月ほどは常に研究関係その他の心配事を抱えていて精神的にも消耗していたしな。再び研究への活力が出てくるまで思い切って休むことにしよう。
 
 日本のゴールデンウィークはせいぜい10日、といかにも中途半端だが、普段働いている皆さんも、どうぞ徹底して休んでください。

 ちなみに私、昨日は肝臓も休ませました。ええ、久しぶりに。

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