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zoom RSS 『大審問官スターリン』

<<   作成日時 : 2006/04/06 23:51   >>

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亀山郁夫『大審問官スターリン』小学館、2006年
 2月に発売されたという同書、ずっと気になっていたが今日ようやく購入しざっと通読した。
 この本は著者も断っているように歴史書ではない。研究書とも言いにくく、学術論文での引用言及ははばかれるだろう。もっと言うと、素面で読む本ではないかもしれない(けなしていると受け止めないでいただきたいのだが)
 しかし、貴重な本だ。スターリン時代のソ連について、事実関係は今までしだいに明確にされてきたし、今後も色々と明らかにされるだろう。精錬された歴史観も生まれてきている(私も科学史の分野においてこうした作業を少しでも手伝えればと思う)。しかし事実の間にある人間の感情・時代の雰囲気等に切り込む、いってみれば文学的な作業は、さまざまな理由により、今まで充分になされてこなかったかもしれない(このことについては以前のエントリーでも少し書いた)。本書は、スターリン時代に生きねばならなかった人間の鼓動や息遣いを少しでも再現しようとする、数少ない試みである。検討の対象が芸術家という限られた層の個人的な精神生活に限定されているとはいえ、こうした作業は乾いた実証史学に従事する人間にとっても参考になる視座を生み出している。今後日本語でもこういった書物や文章が多く出てくることを望む。

(以下個人的な日記) 
 ちなみに今日午後は自分の研究を進めようと思っていたのですが、生協書籍部で本をあさり、雑用を処理し、上述した書物をはじめ購入したものに目を通しているうちに日が暮れてしまいました。まったく、面白い本というのは困りますね。

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