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zoom RSS ロシア人化学史家との交流

<<   作成日時 : 2006/11/14 22:04   >>

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 今日はお出かけの日であった。都内某所で、サンクトペテルブルクから来日している化学史の先生がメンデレーエフの生涯について話されるというので聞きに行く。お話はロシア語でなされ、招聘したK先生ー私が科学史に足を踏み入れていら、お世話になりっぱなしの先生だーが通訳をされた。
 内容はとても興味深いものだった。周期律の発見者としてのみ一般には知られているメンデレーエフの、生涯の多面性にむしろ焦点を当てたお話であった。彼は手がけたことのほとんどが中途半端な成果しか得られず、失敗に終わった。周期律の発見はむしろ例外的な成功事例に属する、そうしたところに彼の生涯の意外な悲劇がある、ということだった。まあ、そうはいってもひとつでも輝かしい成功があるだけいい人生ではなかったか、と平凡人としては思ってしまうけれども。
 質疑応答からも、この先生の深い学識が感じられた。お話がお話だけに、会場からの質問も多数かつ多岐にわたるものだったが、一つ一つの質問に非常に詳細で明快な回答を与えていらした。やはり専門家たるもの、こうでないといけないと思う。先生のこの学識ゆえに、今日のゼミは非常な充実感を残すものとなった。私もつたないロシア語で一つ大きめの質問を出させていただいたが(会場にロシア語を解する人はほとんどいなかったから、私の外国語力を査定される恐れはさほどなかったが、それにしても慣れないことであって、緊張するものだ。ずいぶん変な言い間違いというか、不適切な言い回しを使ってしまったが、何とか言いたいことの骨子は伝わったと思う)筋道だった回答を得られたように思う。私程度のロシア語聞き取り能力でも話の多くが理解できたのは、やはりもともとよく整理され、考え抜かれたお話であったから、ということもあるのだろう。もちろん、通訳のK先生の卓越した語学力と背景知識、再構成力も大いに手伝っていたに違いない。
 講演後近場の居酒屋で数人と会食したが、そこでも先生の隣に陣取らせていただいた私はあれやこれやと自分のテーマについて話し、それに関する情報を引き出そうとした。話はそれなりに通じたものの、やはりますますのロシア語の精進が必要とも感じられた。実際にしゃべったのは一年ぶりだったしなあ。。
 意外と、専門から離れたなんと言うことのない日常会話がネックかもしれない。まあ、実は私は日本語でしゃべるときも日常茶飯的話題となるとうまくコミュニケーションが取れないのだが・・・

 時々ロシア語と英語とどちらの方が会話ができるか、という質問を受けるが、即答できない。英語のほうが語彙などは多いはずなのだが、とっさにノリよく相槌を打ったり、などということになると、ロシア語のほうがスムーズに行く。英語がある程度わかる方で英語の得意な人と同席した経験のある方は賛成していただけるだろうが、ある程度相手の言っていることがわかって自分なりに返したいことがあっても、とっさに反射的な相槌程度の短文や決まり文句程度(「いやあ、最近は暖かいですよね」など)が出てくるとは限らない。そこを、慣れた人はすいすいと反応して「場をかっさら」って行くものだからため息をついてしまう。
 私の英語では、ロシア語の場合よりも「場をかっさら」われてしまうことが多いようだ。3ヶ月程度でも現地に行って会話の訓練を意識的に積んだ(2004年秋、私はモスクワに行ってそこそこのロシア語の訓練、というかロシア語会話のキャッチボールの訓練をした)言語と、そうでない言語との違いだろうか。
 あと、明らかに聞き取りは英語のほうがロシア語よりも苦手である。ロシア語が長短アクセントで語を最後まで明瞭に発音するのに対し、英語は強弱アクセントだからだろうか。
 一方で、ある程度まとまったことを話す場合には、やはり高校時から作文まで仕込まれ語の用法なども比較的知っている英語のほうがすらすらと行くような気がする。どちらが得意か、ということは、だから、単純には答えられない。

 今晩は久しぶりに、ロシアで購入した映画のDVDでも見て聞き取り訓練をやってみるかな。いや英語の訓練のほうが重要かな。。

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