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zoom RSS 日本の第一印象

<<   作成日時 : 2007/12/08 02:55   >>

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 モスクワから帰国して10日たつわけだが、ここまで日数がたつと、半年間ご無沙汰していた日本の生活にもさすがに慣れてきて、あれやこれやの習慣が当たり前のように思えてくる。久々に接する母国に対する違和感(これは母国を相対化してみる際に、かなり重要なのではないかと思うけれど)は、私のように半年程度しか外国に接していなかった場合、帰国後3日、遅くとも一週間もたてば雲散霧消してしまうものなのかもしれない。いかんなあ。こうした慣れの感情に完全に押し流されてしまわないうちに、数ヶ月ロシアに過ごした人間が感じた、日本に対するちょっとした違和感を書き留めておきたい。 
 といっても、思い出すのは、というか、うまく文章にしうるのは、成田空港の印象程度なのだが。。

 とにかく思い出してみる。先月の最終月曜日、午前11時ごろ、私はモスクワよりの直行便に乗って成田空港に降りたった。ちなみにモスクワー東京間の直行便(アエロフロート)は、行きは悪くないが、帰りは時差のせいで最悪である。というのは、このアエロフロート便、モスクワの現地時間で午後7時半ごろ出発し、午後10時ごろに夕食を持ってくる、それはいいのだが、何せ東京との時差が6時間あるために、やっかいなのだ。モスクワから東京までは約9時間。この間、夜食のほかに朝食も食べることになる。つまり、東京時間で午前9時ごろに朝食を食べさせてくれるわけだが、これはモスクワ時間だと午前3時ごろに相当する。どういうことかというと、午後10時ごろ夜食を食べておちおち寝ていないうちに、4時間ほどたったところで外は明るくなり、そして変な時間に朝食を食べさせられる、というわけだ。
 そんな状況の中、モスクワ時間だと午前5時に相当する時間帯に、乗客は成田の地に降ろされるわけである。まあ、墜落せずに無事に着いたのだからまずは文句は言わないにせよ、そして久しぶりの日本ということでやはりうれしい感情があるにせよ、睡眠不足からくるイライラはやはり否めない(特に、私は人一倍睡眠時間をとらなければダメなたちなので、余計にそうなる)。その状況の中の見聞だから、かなりとげとげしい感情が入り込んでいるかとは思うが、それでも久々の日本の印象を書き綴っておくことは無駄ではないと思うので、思いつくままに書いてみたい。

1.アエロフロートの発着便は虐待されている
 帰ったときだけではなく、行きのときにも思ったのだが、成田におけるアエロフロートの発着便は、出入国手続き等を行うエリアから異様に引き離されており、10分程度はかけないと発着ゲート/入国審査までたどり着くことができない。モスクワに行くような日本人、あるいはモスクワを経由して日本に来るような外国人に対しては、外交的儀礼は無用、ということなのだろうか。
2.とにかくピカピカ
 シェレメチェヴォ空港なんぞを経由するから余計にそう思えるのだろうが、成田はとにかく建物の内部/外部ともキラキラと磨かれていることを改めて実感した。照明も過剰ではないか、と思えるほど明るい。チリひとつ落とすのが許されないような雰囲気であり、イエズス会士が「日本人が家屋の内部を清潔にするところ、まさに驚くに足ることなり」と日記に書いた、あの伝統が生き残ってるのかしらん、と思った。
3.アナウンスが馬鹿丁寧
 成田空港で入国ゲートに向かう長い長い(しつこいな)道のりの中で動く歩道に乗ってみたのだが、ここのアナウンスはえらく馬鹿親切だ。歩道が終わりに近づくところで「足元にお気をつけください」というアナウンスが延々と繰り返されている。これはモスクワ帰りの私には相当奇異に思えた。目が見えるんだったら歩道がもうすぐ終わることはわかるんだから、そんなアナウンスをかけなくったってよいではないか。
 たぶんこれは盲人対策なのだろう。しかしこうした場所以外でも、特に必要もないのにむやみにアナウンスを流したり注意書きを書くのは、やはり日本に特有のような気もする。これについては、またじっくりと考えたい。
4.入国審査がウザくなっている
 知らなかったのだが、この11月からだったか、外国人の入国者が原則として拇印に応える義務、というのができたらしい。拇印を強要されるのは犯罪者、という意識が抜け出ない私は(古いんでしょうかね、こういう考えは)、これは相当、外国人にとってイヤなことなんではないか、と思った。日本人に対しても、税関での記入は煩雑になっている。つまり、全員、税関申告書を提出しなければいけない。薬等取締りのためだろうが、その制度改定を告知するポスターが、「国民の皆さん、理解してね」という、いかにも柔らかなモード(よく考えてみればこれに屈するのは民主主義の精神にもとることであろう。「そう簡単に理解はしませんよ」という精神こそが市民的意識なのだから)によって書かれているのをみて、真綿で首を絞められるようなイヤな感情を抱いた。強権的・威圧的な力を誇示しながら国民を締めつけているロシアのほうがまだましではないか、と思ったぐらいである。
5.物価が高い
 当たり前だが、東京の物価は高い。モスクワはここ数年ぐんぐん物価が上がっていて、ある統計によれば東京やロンドンを追い越した、とのことだが、普通に毎日自炊している生活者の実感からすれば、これは受け入れがたい。東京の生活必需品―特に食料品―の高さは常軌を逸している、というのが、世界有数の物価高の町・モスクワから帰ってきた私の印象である。なぜだろう? やはり食料自給率の問題かしらん
6.東京は結構寒い
 日中10度程度の東京が、一日零下5度程度のモスクワに比べて寒いはずはないのだが、やはり何日か暮らすと寒く思えてきた。
 帰ったその日、OL風の若い女性が荻窪駅周辺で「今日は寒いよねー」と語っているのを聞き、「馬鹿野郎これが寒いなんてことあるか、モスクワに行ってから言いやがれそういうことは」と内心思ったものだが、東京に暮らして三日もたつとその寒さに音を上げるようになった。 
 たぶん、屋内の暖房が完備していないからなのだろう。私の部屋には一応エアコンはあるのだが、完全な暖房設備は整っていない。集中暖房で、部屋の中が常に20度以上に保たれているモスクワの住居に比べると、冬の東京というのは、案外暮らしにくいものである。コタツをもっている人なら話は別だろうが・・・

 思いついたのはそれぐらいです。やれやれ。くだらんことばかりだ。 

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