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zoom RSS 外国かぶれを戒めて

<<   作成日時 : 2009/05/27 01:45   >>

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 先ほどのエントリーで、ついつい「進んでいるこちらの国ではこうなのに、それに引きかえわが国では」という物言いをしてしまった。まあ、私の場合「こちらの国」が通常日本人が見向きもしないロシアなので、そうしたニュアンスは薄れて伝わったかもしれないが。
 こういう論理は、東洋と西洋が置かれてきた歴史的力関係や、様々な評価基準なるものが西洋のそれに基づいて作られてきたという経緯にまで想像力の及ばない「外国かぶれ」がよく採用するところであり、私なども「西洋」の一環に暮らす身として、こうした思考停止には陥らないよう厳に戒めねばなるまい。
 まあ、だからと言って先ほどのエントリーの内容そのものを撤回する気もないのだが。

 ところで、やはり西洋で生活し外国語でオリジナルな学問的成果を発表しそれを当地の人間にも認めさせるというのは、かなりの努力をもってしてでないとできないことではある。また、西洋の学問がその長い蓄積の結果として放つさまざまな面での威容は確かに、開国して150年しかたたない我々を圧倒させるに十分である。こちらで成功している(あるいは自分は成功していると思い込んでいる)人々の中には、日本の学者を軽蔑し「啓蒙」の対象としてのみ見る態度を隠そうとしない者が散見されるが、まあ、こちらで少し研究生活を送った身として、その気持ちはいくぶん分からないでもない。ただし、学者としてはその態度で十分かもしれないが、非西洋に生まれ育った知識人としては、もう少し思考を進めていただければな、と思うときもある。
 もし彼らが知識人たることなど欲していないのなら、まあ、何をかいわんや、ではあるが。

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