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zoom RSS iTunesUの恐ろしさ(その2)

<<   作成日時 : 2009/06/18 04:00   >>

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 ちょっと前にiTunesUについて「びっくりしました」という趣旨のエントリーを書いたが(いいのか、そんなまとめで)、それがかも様のお目にとまったらしく、ご自身のブログにて関連した記事を書いていただいたようだ。ありがとうございます。
 言い訳すると、あの時は軽い興奮状態のまま、いろいろとよく考えもせずに書いてしまったかもしれない。かもさんのおっしゃる通りドイツ語圏でもわずかながらiTunesUへの参加の試みはあるらしいし、日本でも例えば東大が、一般向け公開講座を、ネット上で無料配信したりしているようだ(まあ、これはiTunesUではないのかな)。さらに言えば、米英の一流大学でも、このサーヴィスを使って配信されている講義はほんの一握りのようだ。予算や人手が十分ではないのか、ネット上に自分の生の講義を回して大丈夫だと判断するほど自信のある(あるいは勘違いした)教授が少数派だからか、単にめんどくさいのか、理由は定かではない。まあいずれでもあるのだろう。
 先のエントリーには私の恐露病ならぬ恐英語圏病が反映されていたかもしれない。英語圏の存在感がますます強化されつつある、ということと、知的リソースがどんどん公のものになり、宣伝され簡単に入手できるようになること、という、論理的には元来無関係な二つの事象を無理やり関連づけてしまった。反省。
 まあそれでも、結論そのものには大幅な揺れはないかなあ。将来的に英語圏独り勝ちに対する歯止めがかかる方向性で状況が変わる可能性はもちろんあるが、逆の可能性のほうがずっと大きいと思うし。ロシア語圏なんか見てるとなんだか全然ダメだし。(もちろん、これはネットでの講義配信といった領域でダメなのであって、知的リソースの開放という意味では、ロシア語圏も学術雑誌バックナンバーの無料放出など、単発的にはいいことをやっていたりする。著作権とか気にされていないしね。まあでもそれも、全体的な状況の中では誤差というか、恣意的な意味しか持たないのも事実)

・関係ないが、「ロシア語圏」という言い回しに違和感を感じない人は、ユーラシア中央部に関するよいセンスを持っている、と言っていいような気がする。ロシア語は、広範囲に用いられている国際語です。スペイン語やフランス語と同じ。
・さらに関係ないが、D論、今日は13枚書き進めた。すごい。でもそのうち10枚は去年書いたもののコピペである(爆)。まあ、とはいえそれなりに手直しやらなんやらも加えたわけですが。以前頑張って仕事していたから今の俺がある、という考え方は嫌だけど、実際そうなってるよなあ。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。少し前にたどりついて、面白さのあまり、ところどころ熟読してしまいました。
貴兄を見習って執筆が進むようがんばりたいと思います。
私も博論生なのですが、一行も生み出せない日が1ヶ月以上続いています。頭が混乱している問題について、昨日は図を描くことができたので、少しは進歩したのかもしれません。
ものごとの関係図を描くときの自分は、日本語(母語)で思考をしているのか、執筆言語(外国語)で思考しているのかわからないのですが、言語なしでは思考できないはずだとも思うので、どうなっているのか謎です。

ドイツ語圏の大学の先生に、毎週ご自分の講義を録音してブログにデータをアップする方もいらっしゃいます。まあかなり例外的なケースとは思いますが。


うぐいす
2009/06/18 21:44
フォローアップしてくださってどうもありがとうございます.

>まあそれでも、結論そのものには大幅な揺れはないかなあ。

ぼくもそうだと思います.

ただ,「可能性は少ないが,ある」ということに何故か賭けてみたい気がするだけで,あんな記事にしてしまいました.でもそれは現状確認とはちょっと違いますよね.

>ロシア語圏も学術雑誌バックナンバーの無料放出

すごい!
かも
2009/06/19 09:04
〉うぐいすさま
 はじめまして。そして、うれしいコメントありがとうございます。励みになります。
 論文(に限らず文章)を書くとき、最初の第一歩が踏み出せない、ということはよくありますよね。でも、整理をつけようとひたすら考えている期間も無駄ではないと思います。月並みな言い方ですみません。
 D論、外国語で執筆されるのですか。すごい。完成したあかつきには大威張りできますね。

〉言語なしでは思考できないはずだとも思うので
 うっ、これは自明なのでしょうか。いや、私は今のところ貴兄に賛成で、まずは言語ありきだろう、と思っているのですが。大きなテーマだ…

〉かもさん
コメントありがとうございます。可能性が少なくとも賭けてみる、という姿勢はいいですね。私などはネガティブ思考なもので、「日本語もロシア語もいずれ滅びる。俺の書いたものもだれも読まなくなる(というか今でもだれも読んでいない)。ああ、やってられねえ!」と荒れている日々なのですが(やや誇張あり)。見習いたいです。
金山浩司
2009/06/19 22:56

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