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zoom RSS 北極は初日の出を知らない―ムルマンスク旅行に関するメモ

<<   作成日時 : 2010/01/04 11:48   >>

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 大晦日から二日にかけてはムルマンスクに行ってまいりました。極北の不登校、もとい不凍港ですな。北極圏に属する街の中では世界最大を誇っているほか、第二次大戦時にはソ連の諸都市の中でも最も頑強にドイツに抵抗していたそれの一つであることを誇っている街でもあります。いやはや。
 何でまたこの時期にそんなところに、と言われそうだが、まあ、極夜のもとで2010年代を迎えた、というのも話のタネになるかな、と思いまして。で、実際今ブログのネタにしているわけです。

 今回はガイドもなく、年始なので博物館なども開いてはおらず、ただぶらぶら歩いていた(そして夜は飲んだくれていた)だけと言えばそうなのだが、この街の一番の売りはやはりそもそも北極圏にあるということであり、その自然環境を体験するだけでもじゅうぶん面白かった。
 空港から街に行くときにすでにいろいろ驚くべきことがあった。まず、この時期は極夜で太陽が出ないのだが、私が到着した午後一時前後には予想していたように真っ暗闇というわけではなく、充分に明るいのに驚いた(午前11時ごろから午後3時ごろまでは充分に明るかった)。植物の植生にも何というか、驚いた。ここはやはりツンドラ地帯で、モスクワのように高い木は全く見ることができず、あれは何と言うのだろう、見たこともないような奇妙な灌木が街路樹として道路の両脇に埋まっている。
 しかしいちばん唖然としたのは、午後一時なのにかかわらず沈んでいる太陽の反対側に赤みがかった満月が見えているということである。いや、それぐらい予想しろ、と言われそうだが、これは不意を突かれた、という感じであった。ふつう、満月は夕方から夜明けにかけて見るもの、と決まってるじゃないですか。まるで別の惑星に来たような感覚をおぼえた。

 街そのものの人工的側面についていえば、ムルマンスクは予想したよりもずっと物質的に豊かだなというのが私の実感である。北極の寒村の発展形としてこの都市をとらえていた従来の私の偏見は是正されねばならなかった。道路は舗装されていて清潔であり、商店で売られている品物の種類はモスクワと同じかそれ以上に豊富であり、カフェやレストランなどもしゃれており気が利いている。
 気のせいか、この街では英語の表示等をモスクワでよりもよく見るような気がした。考えてみればここは、モスクワやペテルブルクよりもある意味、よほど米国や英国に近いのである。だからと言って国際都市のような開放性を感じたかと言えばそんなことはなく、人々の感じはあまり良くなかったのだが笑

 自然環境ということでもう一つ言えば、覚悟はしていたがやはり寒かった。マイナス25度以下の気温を体験したのはさすがに生まれて初めてである。そんな中、数十分歩いて港を見に行ったりしたのだから私ももの好きだが、まあ、北極海につながるという海(コラ湾)を見れたのはいい体験であった。
 オーロラが見られなかったのは残念。やはり地球に生まれたからには一生に一度ぐらいは見たいですねえ。

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