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zoom RSS 雑感

<<   作成日時 : 2010/05/08 06:21   >>

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最近はブログへのモチベーションが低下している。あまりにも多くの人に見られすぎている、ということが慎重さのゆえんになっている。これは認めざるをえない。
でもまあ、たまにはやっぱり書きます。ひと月ふた月もすれば、言いたいことの多少もたまるので。以下、最近感じたことのうちいくつかをつづります。


デゥ・ボア・レーモンなど読む(『自然認識の限界について』など)。エンゲルスと読み合わせる。茂木某なるものが今現在解決済みとしている問題―意識と物質との関係―については、今も昔も、不可知論者も実在論者も、おそらく、明敏な回答などしていない、ということが分かる。
ひとつ言えることは、現代の脳科学者なるもの、19世紀の人に比べるとよほど能天気かも、ということだけだ。いや、茂木某なる人のクオリアなる概念、私は従来の偏見に照らせば、最近、見直してはいるのだが。

過去をさかのぼって描写するというのは、何というか、ときに、天才にすら荷の余る仕事なのかも知れぬ。このことを、アンジェラ・ワイダ監督の映画「カチンの森」を見て、感じ取った。われわれとまったく異なる緊張感のもとに生きた歴史の人間に対して、われわれは何を言えばよいのか。

5月初旬。ロシアは戦勝記念65周年でもちきりである。日本人としては、少しでも8月以降の対日戦、そしてシベリアの虜囚に思いをはせてくれれば、というのは、願いあるいは憤怒であろう。
しかし、第二次大戦最大の被害国にして戦後秩序をつかさどった北の大国は、このあたりの怨嗟にどのように耳を貸してくれるか。
領土だ何だというのは、どちらかと言うとどうでもいい、エゴイズムのぶつかりあいという、わかりやすい(そして障壁を作る)ものにしかならない。必要なのは、彼岸の意識の差をこそ歴史的経緯に沿って意識すること、である。ロシア人にとって第二次世界大戦とは何か。対日戦は彼らの中でどれほどの比重を占めているか。


第二次大戦の後遺症はもう一つの大国にも根強く残っている。こちらは、片一方の大国とは対照的に、あまりにも軽々と勝利をおさめたが故の耄碌である。で、この能天気ぶりが、てんやわんやの現代の日本外交の主要因になっている。

ラフマニノフは、意外とマーラーの影響を受けているのかもしれない。そう思った瞬間、彼の音楽、特に交響曲第二番、を聞く気になった。

国家よりもろもろの援助をうけるが故に学術は駄目になり、云々とする者もあり。もっとものところもあるが、これより以上の手段を21世紀のわれわれ知らず。芸術やら学問やらに自身の好みに従って材を惜しまない大金持ちのパトロンなるものを、今の世にどれほどのものが望むか。税金を払うものの一般感情なるもの、果たして学問や芸術に携わるものの一部が卑下するほど、敵対的か。皆それほどボンクラか。
商人的計算との因縁が(幸いにして)薄い学問分野に関していっても、おそらく国家を保持・監視・叱責・折伏する以外に、その物質的財政的基盤に対して現時点でわれわれが採れる有効な道はない。
(国家なるもの、けったくそ悪い存在ではあるが)

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
じゅにさんが真面目に書いているというのに、僕ときたら「カチンの森」を「チカンの森」に空目しました。
頭の中がプリンになっているので、大目に見てやってください。
だいご
2010/05/08 10:39
・・・
kanayVc
2010/05/08 15:45
>茂木某なるものが今現在解決済みとしている問題―意識と物質との関係―については、今も昔も、不可知論者も実在論者も、おそらく、明敏な回答などしていない、ということが分かる。

えっ、茂木某はどこでそのような事を言ったのでしょうか。よろしければ、文献なり、発言なりの出所を教えてもらえないでしょうか。(突然ですが、、、お久しぶりです)実は私、かなり昔ですがその茂木某の主宰していたメーリングリストに参加していたことがあるので、そのようなことを言ったとするとどういうことなのか興味があるのです。
ゴルビーファン
2010/05/09 12:21
お久しぶりです。私は茂木某の著作を多く読んでいるわけではないですが…
たとえば『クオリア入門』など読むと、彼の立場は意識をまさに物質のふるまいに還元して説明しようとするもので、逆に言うと彼の中ではそうした還元が可能であることが自明ととらえられているのでは、というのが私の解釈です。
kanayVc
2010/05/09 16:22
なるほど、そのような解釈の問題でしたか。それなら私も同感です。ただ、茂木某もこの問題は解決済みとは言っていないと思うのですが、そうすると上記のようなことを前提としている、ということと矛盾しているのではないかと感じていました。
ゴルビーファン
2010/05/09 19:01
恐らく彼の中では少なくとも「意識を物質のふるまいとしてみなすことができるのか」という問いに関しては、解決されているのではないでしょうか。
(ちなみにこれは茂木某だけでなく、現代の自然科学者の大多数に共通する態度のようにもみえます)
kanayVc
2010/05/09 23:15

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