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zoom RSS モスクワに帰ってきた

<<   作成日時 : 2010/09/05 14:21   >>

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 くそ暑い東京から、昨日(9月3日)、モスクワに戻ってまいりました。
 シェレメチェヴォ空港に降り立ったときから、「またこのややこしい国に来てしまった」、あるいは「またモスクワかよ、少々飽きてきたぜ」、という感情のほかに、なんだかんだ言ってここは今の生活の拠点、安心できるよなあ、という感情も湧き上がってまいりました。
 これには気温の問題もあるかもしれない。東京で過ごす10日間、連日深夜になっても下がらない気温と湿度に、うんざりしていた私は、今のモスクワの、日本で言えば初頭の気温に、新鮮さと安心感を覚えていた。飛行機のタラップから降りた途端、他のロシア人が「おお寒い」などと言っているのを横目に、思わずくつろぎの笑みがこぼれたほどだ。なるほど、9月にしては少々寒く、厳しい気候であるが、それでもあの東京の(あるいは一か月前のモスクワの)酷暑に比べれば、ずいぶんと人間らしい環境に来たものだ、と感じた。

 気候のことはさておき、空港から市内に向かう電車の窓を通じて接する、灰色の建物、あたり構わず携帯電話で喋りまくる男、秩序も何もあったものではない駅前の市場、どんよりとはしているが決して息苦しくはない空気、何か思いつめたような表情の人々、私の留守を預かってくれた友人ヴァーニャの気さくであっさりした、それでいて細かいところまで気の利いている対応ぶり、すべてがまた、懐かしさを呼び起こすものであった。
 ロシアに骨をうずめるつもりは私は今のところないのだが、仮にそうせざるを得ない状況になったとしても、それはそれであきらめがつくかもしれない。いや、これを堂々と言うのはまずいのかな。

 ロシアは、多くの人々(日本人に限らず)にとってはあずかり知らぬところの、謎の国なのだろうが、私にとっては、最も親しんでいる外国である。その意味で、やはりほかの国とは異なる。母国以外にそうした国を一つ持つということは、人間の知的・情念的精神にどんな影響を及ぼすであろうか。

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コメント(2件)

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おや、煤煙について書かれたエントリを見て、既にモスクワに帰っておられるのかと思っておりました。
私が最も親しんでいる外国はやはりモンゴルですが、帰国して二ヶ月、すでに遠い国の話になってしまっています。
去る者は日々に疎し、ですね。
kitayamatakeshi
2010/09/05 16:02
ええ、8月中旬にもモスクワにいたのですが、行ったり来たりしておりまして。
私の場合、ロシアとはおそらく一生付き合っていくことになるのがわかっておりますので、愛着と言いますか特別な感慨があるのだと思います。
kanayVc
2010/09/05 18:36

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