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<<   作成日時 : 2005/12/21 23:59   >>

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 ロシア語を読んでいると、かの言語の文法構造の緊密さに驚嘆せざるを得ない。おそらくロシア語は、数多いヨーロッパ言語の中でも古典語の複雑な文法構造の色合いをもっとも濃く残している言語のひとつであろう。名詞・形容詞の格変化が豊富で、語と語の間の関係が常にはっきりしているので、複雑だが明快な構造の文章を作ることが容易になっている。
 言語は思考を規定する、というのはおそらく本当で、母国語での語彙や言語運用能力を高めることは思考の繊細さや厳密さを高めることと密接に結びついている。その意味で、口語としてまだ発展途上にありその文法の性格からどうしても短くて腰の弱い文章ばかりができてしまいがちな日本語の使用者は、複雑でニュアンスに富んだ内容を表そうとするときに、ロシア語の使用者に比べて大きなハンデを負っているのではないか、という印象をぬぐい得ない。
 この点を救うには初等教育からして国語の教育を強化するべきであろう。論理的に厳密で包括的な文章を読み、そうした文章を作成する訓練、またある程度長くて筋のとおった文章を頭の中で組み立てて口頭で表現する訓練、を小学校から盛んに行うべきであろう。国際化と称して(昨今いたるところで聞かれる国際化とは結局のところそのほとんどがアメリカ化を指しているのだが)英語の教育時間を増やすのも結構だろうが、そのために国語に対して注意を払わないとすれば、そうした教育政策は危険であり、国民の白痴化と、日本における文化発展の阻害、に拍車をかけることになりかねない。

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