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zoom RSS ペルシャ語の響き

<<   作成日時 : 2009/02/12 16:21   >>

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 数日前の話だが…
 一時的同居人のJが、本屋でオマル・ハイヤームの詩の朗読CDを買ってきたという。それはぜひ聞かせてくれたまえ、ということで、私のパソコンで再生させ、耳を傾ける。言語学者のJは、専門外ながらペルシャ語についても一家言あり―というかイラン人の友人もいるので普通に話せるのだな、やつは、すごい―、彼の蘊蓄にも耳を傾ける。いろいろ勉強させてもらった。
 ハイヤームは古今東西の詩人の中で現時点で私が最も共感をもつ人物でもあり(科学史家としても、彼の生涯は興味深い)、露語訳を通じて詩の内容の一端に触れなおすことができたのも良かったが、なんといってもペルシャ語の響きの美しさが印象深かった。なんというのだろう、豊潤で、洗練されていて、優美で。数千年来の文明国の言葉だけはある(こういう言い方の非論理性は承知の上で、そう言いたくなる)。私の日本語の語彙力不足のせいで、うまい形容がかぶせられないのだが。

 ロシア語をやっていて唯一損したなと思うのは、この美しい響きの言語の音響的快楽のみを享受する、ということができないことだ。私にとってはロシア語は、自分の現在の生活そのものと切実に結びついた言語で、これが聞こえてくれば、何はともあれ理解せねばと無意識のうちに「がんばって」しまう。その点、まったく理解できないペルシャ語はいい。

 ちなみにハイヤームの詩はロシアでも大人気である。我が国ではいまいち受けないタイプかもしれないが。(そういえば彼のような哲学者的詩人というのは、ついぞ日本からは出ていないような気が。)相当に破壊力の強い詩なので、何か生産的なことをやろうとする前には読まないほうがいいように思う。私も、D論完成までは我慢して、彼の詩集には手を触れないでおこう。

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