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zoom RSS これが応用哲学だぁ??

<<   作成日時 : 2009/07/07 06:18   >>

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 今年4月に行われた、応用哲学会開会式(?)の記念シンポジウムの画像が、ネット上にも配信されている。パネリストは伊勢田哲治、森岡正博、茂木健一郎という、ビッグ・ネーム。
http://www.youtube.com/watch?v=T2aIfzgUaAI&feature=player_embedded
http://ocw.kyoto-u.ac.jp/extension-lecture/04/090426-10

 3人の発表と質疑応答を2時間近くかけて見て、そのあまりのひどさにびっくりした。最悪なのは森岡。ナルシズム満開の自己宣伝以外何もなし。哲学に関しても、若いころの限定された私的経験に基づく怨念を言うばかりで、底の浅いこと浅いこと。これは、間違いなくニセモノだな。伊勢田は準備不足というか、そもそも言いたいことがないのに無理に引っ張り出された(あるいは、遠慮して言いたいことが言えてないのか?)のが丸わかり。内容が支離滅裂。茂木は正直なのと一貫した客観的論述を曲がりなりにも守ろうとしているぶん幾分ましだが(とはいえ、全体として何を言いたいのかはやっぱりよくわからん)、哲学に関しての発言はずれていると思う。会場からも突っ込みが入っていたが、哲学は何か巨大な発見をしてそれがすぐさま科学の発展に役立てられる、といったものではない。このずれは本人の責任だけではないのかも知れんが。

 (茂木についていえば、講演内容そのものとは関係ない―もっとも茂木という人物の性向には大いに関係ある―ものの、日本語での講演にも関わらず英単語をむやみに織り交ぜるのはやめてくれないか。いや、確かに英語であればたいていの人はたいていの語はわかるのだけど、他の外国語(スペイン語なり中国語なり)を織り交ぜることは許されないのに、英語だけが許される、というのはやっぱり、変ですよ。特に、日本語の講演でマルクスからの引用を英訳から行っているのはまったく、理解に苦しむ。こういう性向は、むろん、茂木に限ったことではないが)

 この場のひどさに輪をかけているのが、会場の反応から察知される、参加者の公共性に対する意識の低さ。こういう不特定多数の人間に向けて何事かを訴えかけることを目標とする―何せWeb上で配信することを参加者が了解しているのだから―場では、たとえば、寒い内輪ネタを許容してはならんと思うのだが。司会者が「僕の友達の―が」などと言ったときに笑ったりせず、ハァ?? それはこの場の主題とは関係ないだろ? と言って突き放してやらんと。

 思うのだが、日本ではやはり、人文系出身哲学者と自然科学(特に基礎的分野)研究者の双方に対する科学哲学の基本的トレーニング―単なる学説紹介ではない、科学の目的といった根本的問題をいったん考えさせる機会としての―を、大学学部レベルでしっかりやらんといかんのではないか。ええ、それこそ強制的にでも。日本国内では割に哲学に対する理解があると思われている自然科学者の発言内容の寒さを見ていると、そう思わずにはいられない。

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